中国地方の戦国大名、毛利家の家臣として数々の戦功を挙げた福間彦右衛門元明は、天正14年(1586)豊臣秀吉による島津征伐の際に大里の浜に於いて壮烈な最期を遂げました。享年48才でした。 文化3年(1806)、元明の子孫にあたる福間政方はその武勲を表す為、元明戦死の場所の松の傍らに石碑を建立しました。その後、石碑は転々として昭和15年頃、当寺境内に移されました。 元明には数々の武勲が残されていますが、その中でも、尼子家の猛将山中鹿之助を討ち取った事は特に有名です。